ゼロプレッシャアキューム搬送
課題
搬送ラインにおいて、下流側の状況に応じて搬送物を溜めながら送る「アキュームレーション搬送」は、生産ラインの緩衝・タイミング調整に欠かせない機能です。しかし、直線部(ストレート)ではアキュームレーションが可能でも、方向転換を伴うカーブコンベヤでは搬送物同士の押し合いが避けられず、通常はアキュームレーションを行うことができないという問題がありました。搬送物へのダメージを抑えつつ、カーブ区間を含むライン全体でゾーンごとの搬送・停止制御を実現することが求められていました。
解決策
マルヤス機械の電気制御式DCモータローラを採用したゾーン制御モータローラコンベヤ「MEM-C」を用いることで、カーブ区間においてもゼロプレッシャアキューム搬送を実現しました。下流側の搬送物がなくなるとそのゾーンが運転を開始して搬送物を下流ゾーンへ自動的に排出し、上流側に搬送物が無い場合はそのゾーンの運転を自動的にストップします。これにより、搬送物同士を押し付けることなく(ゼロプレッシャ)ゾーン単位で搬送物を溜め・送り出す制御が可能になりました。ドライバの選択により連続運転とゼロプレッシャ運転を切り替えられるため、稼働していないゾーンは停止する省エネ・効率運転も可能になっています。
ベース機種
MEM(ゾーン制御モータローラコンベヤ) をベース機種とし、カーブタイプの MEM-C を採用しています。
主な仕様は以下のとおりです。
目安搬送質量:50 kg/バッファ
呼び幅:400~1000 mm
機長(ストレート):60~300 cm
角度(カーブ):30°・45°・60°・90°
電気制御式DCモータローラによるゾーン制御を活かし、通常はアキュームレーションが困難なカーブ区間へゼロプレッシャアキューム機能を適用した点が、本事例におけるカスタマイズのポイントです。
関連データ
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