下流コンベヤへの投入タイミングを調整

合流コンベヤでの搬送物衝突問題を解決

課題

合流コンベヤで複数の搬送ラインからの搬送物を1列にまとめる際、左右から同時に搬送物が投入されると衝突が発生し、正常に合流できない問題がありました。この衝突により搬送物の損傷や詰まりが発生し、生産ラインの停止や品質低下を招いていました。

解決策

短機長コンベヤを複数台配置して、搬送物が左右同時に投入されないようにタイミングを調整するシステムを構築しました。各ラインの短機長コンベヤを独立制御することで、片方のラインからの搬送物が合流部を通過するタイミングを見計らい、もう一方のラインからの投入を適切に遅延させることができます。これにより衝突を回避し、スムーズな1列合流を実現します。

ベース機種

SL（短機長コンベヤ）をベースとした複数台組み合わせシステム。呼称機長15～30cm、ベルト幅150～250mm、目安搬送質量0.5kg/台のコンパクト設計で、工程間のつなぎコンベヤとしての利用はもちろん、間欠運転を行うことにより搬送物のピッチ調整が可能になり、搬送物の切離し制御などに真価を発揮します。合流部手前での精密なタイミング制御により、搬送物の安全で確実な合流を実現します。