振分コンベヤ
振分コンベヤ
カメラ検知とコンパクト振分による自動色彩選別システム
課題
搬送物を色彩によって振り分ける作業が手作業で行われており、作業効率が悪く人的ミスによる選別精度のばらつきが問題となっていました。また、自動振分装置を導入する場合でも大型化しやすく、設置スペースの制約や振分後の搬送物姿勢の乱れが課題となっていました。コンパクトで高精度、かつ振分後も安定した搬送を実現するシステムが求められていました。
解決策
カメラで搬送物の色彩を検知し、超小型ベルトコンベヤ「GSL(プチベヤ)」を左右に振ることにより2方向に振分けるシステムを構築しました。振分後は「MBA(ミニベルトアライメント)」で受取り、ガイドを使用せずに搬送物の姿勢を整えます。カメラによる高精度な色彩検知と、超小型コンベヤによるコンパクトな振分機構、さらにガイドレスでの姿勢制御により、省スペースで正確な色彩選別と安定搬送を実現します。
ベース機種
GSL(マグネット駆動短機長コンベヤ プチベヤ):目安搬送質量0.5kg/台、ベルト幅90mm、機長12cm、テールローラφ12mmの極小仕様で、マルヤス独自のマグネットドライブにより大幅に部品点数を削減し、シンプルで小型、かつ高効率の駆動を実現しています。MBA(ベルトタイプ整列コンベヤ):目安搬送質量2.5kg/台、呼びベルト幅100・200・300mm、機長100・150・235cm、テールローラφ27.2mmの仕様で、ガイドを使わず搬送物の列や姿勢を整えます。両機種の組み合わせにより、高精度な色彩振分と安定した後工程搬送を実現します。
関連データ
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