コンベヤの選定ポイント

1. 搬送物

『 コンベヤの種類 』が決まる

搬送物の形状（箱状、不定形、袋状など）、サイズ、重量、材質、付着物の有無などを考慮することで、コンベヤの種類（ベルト・ローラ・チェーン）が決まります。

2. 搬送形態

『 コンベヤの機種や構成 』が決まる

搬送経路の傾斜の有無（水平、傾斜など）、搬送速度（定速運転や可変速度）、設置場所の条件などを考慮することで、コンベヤの機種や構成が決まります。

3. 仕様

『 信頼性・満足度 』が決まる

コンベヤの寸法、搬送能力に加え、使用する電源やスイッチの位置など、設置スペースや操作性を考慮することで、搬送ラインの信頼性・満足度が決まります。

搬送物の形状

搬送物の形状に応じて、最適なコンベヤの種類を選定することができます。

・袋状や不定形なもの、柔らかいものなど
滑らかに運べるベルトコンベヤが適しています。

・底面が平らな箱、コンテナなど
耐久性に優れるローラコンベヤが適しています。

・パレットや重量物など大きな荷物など
高荷重に対応できるチェーンコンベヤが適しています。

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搬送物の基本情報

搬送物のサイズ、重量、材質、付着物の有無などの基本情報は、コンベヤ選定に欠かせない要素です。

・サイズ
・重量
・材質
・温度
・付着物の有無
・能力（生産数）

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搬送速度

搬送物のサイズや搬送間隔、能力（生産数）により、理想的な搬送速度を算出します。

（搬送物長さ+搬送間隔×1分間の能力（生産数）＝ 速度（m/min）

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ライン構成

コンベヤは単体として使用することもできますが、複数台のコンベヤを組み合わせた「搬送ライン」とすることで、より複雑な動きを実現することが可能です。

・単体
・連結

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運転方法

運転方法を正しく選択することで、人や機械と組み合わせた運用が可能になります。

・連続
・間欠
・定速
・変速

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搬送方法（流し方）

水平搬送だけでなく、傾斜、伸縮、カーブ、直角移載、整列、表裏反転、水平回転、方向転換、系外排出、合流、分岐など多様な流し方があります。

・水平
・傾斜
・伸縮
・カーブ
・直角移載
・整列
・水平回転
・方向転換
・系外排出
・合流
・分岐

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投入・排出方法

搬送物の投入や排出の方法は手動だけでなく自動も考えられますが、作業効率や安全性、コストを考慮し、最適な方法を採用することが重要です。

・手動
・自動

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温度

搬送物が高温（約80℃以上）や低温（約10℃以下）の場合や、周囲温度が常温以外の環境では、モータやベアリングに負荷がかかる可能性があります。

・搬送物の温度
・周囲の温度

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周囲環境

設置場所の湿度、水濡れの有無、粉塵やホコリの有無などを確認します。

・水洗い環境
・室外環境

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寸法

搬送物のサイズに対して、搬送幅は左右に余裕を持たせる必要があります（最低でも搬送物幅＋50mm、チェーンコンベヤはチェーンピッチ＋80mm）。機長は搬送距離に基づいて決定します。機高は作業者や他の設備との連携を考慮します。

・搬送幅
・機長
・機高

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電源

コンベヤを選定する際は、利用可能な電圧と設置場所を確認する必要があります。

・電圧
・配線経路

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スイッチ位置

運転・非常停止スイッチは、作業者が常に手を伸ばせる位置が基本です。操作性・安全性・運用性の3つの視点からスイッチ位置を考慮する必要があります。

・操作性
・安全性
・運用性

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材質

コンベヤの材質は、アルミ・スチール・ステンレスから選択でき、設置環境や使用条件に応じて適切な材質を選定します。

・アルミ
・スチール
・ステンレス

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オプション

特定の搬送物や設置条件に合わせた追加装備することで、信頼性や満足度が変わります。

・脚
・ガイド
・アタッチメント
・ベルト
・その他

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コンベヤを選定する際のポイントについて、搬送物ごとに適したコンベヤの種類や、理想的な搬送速度の算出方法など、コンベヤを新規に導入される方にもわかりやすく解説しています。

選定に迷った際のヒントとしてご活用いただける資料です。

【掲載目次】
・コンベヤとは？
・コンベヤの種類
・選定のポイント①搬送物
・選定のポイント②搬送形態
・選定のポイント③仕様
（PDF形式、全16ページ）

コンベヤの選定ポイント