急傾斜搬送が可能なフックコンベヤ
ライン 昇降エリア
制御不要で急傾斜搬送を実現するアンチバック式フックシステム
課題
急傾斜での昇降搬送では、従来のサン付きコンベヤでも搬送物の滑落や逆戻りが発生し、確実な搬送が困難でした。また、投入タイミングの制御が複雑で、設備コストやメンテナンスコストが増大していました。特に箱物からパウチなどの不定形搬送物まで幅広い形状に対応しながら、省スペースでの急傾斜搬送システムが求められていました。
解決策
急傾斜搬送可能な「HCV(フックコンベヤ上りタイプ)」とHCV-D(フックコンベヤ下りタイプ)は、マルヤスオリジナルのアンチバック方式を採用し、投入するタイミングを制御不要で従来型サン付コンベヤ同等の急傾斜搬送を実現しました。コストパフォーマンスを重視した小物搬送用の幅狭タイプを製作し、搬送現場での通路確保の際において、省スペースでレイアウト可能なラインを提案します。新発想のアンチバック式フックユニット構造により、箱物からパウチなどの不定形搬送物まで、幅広い用途での安定した急傾斜搬送を可能にします。
ベース機種
HCV(上り傾斜搬送用フック式ベルトコンベヤ):目安搬送質量5kg/台(分散荷重)、呼び幅200〜500mm、揚程100~300cm、外周径142.5mmの仕様で、最大角度75°、最大揚程300cmまで可能な昇り傾斜搬送を実現します。HCV-D(下り傾斜搬送用フック式ベルトコンベヤ):目安搬送質量5kg/台(分散荷重)、呼び幅200〜500mm、揚程100~300cm、モータ出力0.2kW・0.4kWの仕様で、コンベヤ手前のタイミング制御なしで搬送物の投入が可能です。両機種ともコンパクトな設置スペースで急傾斜搬送を実現します。
関連データ
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