ピッチ送りコンベヤ
ピッチ送りコンベヤ
コンベヤ落差利用時の搬送物転倒防止システム
課題
コンベヤの落差を利用して搬送物を立てる場合、受け側のコンベヤが動いたままでは搬送物が転倒してしまうリスクが高い問題がありました。特に重心の高い製品や不安定な形状の搬送物では、移載時の衝撃により転倒や位置ずれが発生し、品質不良や生産ライン停止の原因となっていました。
解決策
搬送物が乗移るタイミングで受け側のコンベヤを一時停止させ、センサが感知したらコンベヤが起動して搬送物1個分動かすピッチ送りシステムを構築しました。このシステムにより、搬送物は停止したベルト上に安定して着地でき、センサによる確実な検知後に次の搬送ポジションまで正確に移動させることができます。搬送物一つ一つに対して個別に制御を行うため、転倒リスクを大幅に軽減し、安定した搬送を実現します。
ベース機種:MX224
MMX224(高速&24時間運転対応タフネスベルトコンベヤ)をベースとして使用。目安搬送質量35kg/台、ベルト幅50~600mm、機長50~1000cmの幅広い仕様に対応し、高速・長時間運転にも耐える高性能・高品質設計です。ピッチ送り制御に必要な精密な起動・停止動作を安定して実行できる堅牢性を備えており、搬送物の形状や重量に応じて最適な制御パラメータを設定することで、確実で安全な搬送を実現します。
関連データ
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