短機長型「SGA(サイドベルトアライメント)」
短機長型「SGA(サイドベルトアライメント)」
省スペース化とオートピッチ制御による高能力合流・整列システム
課題
バラバラで流れてくる搬送物の合流と整列を行う際、従来の装置では設置スペースが大きくなってしまい、工場レイアウトの制約となっていました。また、搬送物を一旦停止させて合流させる方式では処理能力に限界があり、高い生産性が求められる現場では能力不足が課題となっていました。限られた設置スペースで高い処理能力を実現する技術が必要でした。
解決策
バラバラで流れてくる搬送物を片寄せさせながら合流と整列を流れの中で行う短機長型SGAシステムを開発しました。ドライブシャフトの配置と搬送ローラの角度を工夫し、従来型より機長を約30%短くしたコンパクトサイズのSGAを実現しています。また上流のベルトコンベヤは、BXモータを搭載した「オートピッチコントロール付コンベヤ」を採用しており、搬送物を止めることなく、タイミングを計って合流部へ投入させるので、より高能力対応が可能です。
ベース機種
SGA(幅寄せ整列ローラコンベヤ)の短機長型をベースとして使用。目安搬送質量5kg/m(分散荷重)、機長61〜150cm、呼び幅300~600mm、ローラ径・ピッチφ20mm・22〜38.4Pの仕様で、ドライブシャフト配置とローラ角度の最適化により約30%の省スペース化を実現します。オートピッチコントロール付コンベヤとの組み合わせにより、連続運転での高能力処理と省スペース設置を両立した効率的な合流・整列システムを提供します。
関連データ
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