スパイラル搬送コンベヤ
スパイラル搬送コンベヤ
省スペースで高能力昇降搬送を実現するタワー型システム
課題
工場内での搬送レベル変更や通路確保が必要な場合、一般的なリフト式昇降機では処理能力に制限があり、連続的な高能力搬送が困難でした。また、直線的な傾斜コンベヤでは設置に広いスペースが必要で、工場レイアウトの制約が大きな問題となっていました。複雑な電気制御システムを導入すると、設備コストやメンテナンスコストも増大していました。
解決策
入口・出口のテールローラに高低差を付け、らせん軌道の搬送を行うカーブベルトコンベヤ「GBCS」を複数台組合せ、タワー型にしたスパイラル搬送システムを構築しました。タワー型カーブベルトコンベヤなので、狭いスペースでも昇降搬送が可能です。また、連続搬送が可能なので、リフト等と比べ高能力での搬送が可能です。搬送レベルの変更や、工場内での通路確保が必要な場合に複雑な電気制御が不要で設置が可能です。
ベース機種
GBCS-T(クリップ駆動傾斜搬送カーブベルトコンベヤ)をベースとして使用。目安搬送質量5kg/台(90°カーブコンベヤ1台に対し)、テールローラφ20mm、呼び幅300mm、角度180°・360°、フレーム材質スチールの仕様により、らせん軌道での効率的な昇降搬送を実現します。複数台組み合わせによるタワー型構成により、省スペースでありながら連続的な高能力搬送システムを提供します。
関連データ
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