搬送物をばらしながら整列

速度差と段差活用による重なり分離・整列システム

課題

重なった状態や塊りで流れてくる搬送物を、下流工程の検査装置や包装機に供給するためには、1つずつ分離して整列させる必要がありました。しかし、手作業でのばらし作業は効率が悪く、機械的に無理やり分離しようとすると搬送物の損傷リスクが高まります。搬送物を傷つけずにスムーズに分離・整列させる自動化システムが求められていました。

解決策

重なった状態や、塊りで流れてくる搬送物をコンベヤの速度差や段差を利用してばらす仕組みを構築しました。また「MBA(ベルトアライメントコンベヤ)」で受取り、ベルトの傾斜を利用して更にばらしながら1列に整列させます。速度差による自然な分離と、段差・傾斜を活用した物理的な整列により、搬送物に負担をかけることなく確実な分離・整列を実現します。

ベース機種

MBA(ベルトタイプ整列コンベヤ)をベースとして使用。目安搬送質量2.5kg/台、呼びベルト幅100・200・300mm、機長100・150・235cm、テールローラφ27.2mmの仕様で、ガイドを使わず搬送物の列や姿勢を整えます。コンベヤの速度差や段差と組み合わせることで、重なりや塊りの搬送物を傷つけることなくばらしながら1列整列させる効率的なシステムを提供します。

関連データ

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