緊急遮断装置対応コンベヤ①

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防火シャッターとの共存を実現する安全対応システム

課題

防火シャッター付近に搬送コンベヤを設置する際、緊急時のシャッター閉鎖がコンベヤによって妨げられる問題がありました。従来は、シャッター閉鎖時にコンベヤを完全に撤去するか、シャッターの下に十分なクリアランスを確保する必要があり、設置場所の制約や防火機能の低下が課題となっていました。安全性と生産性を両立させる搬送システムが求められていました。

解決策

防火シャッターが閉じる箇所に設置するコンベヤで、コンベヤとコンベヤの間の「乗移りローラ」部にシャッターが触れると、ローラの固定が解除されシャッターが閉まる空間を確保する緊急遮断装置対応コンベヤを開発しました。特別な機構を装備することで、コンベヤの設置箇所・条件に対し柔軟に対応できます。平常時は通常のコンベヤとして機能し、緊急時には自動的に防火シャッターの閉鎖を妨げない構造により、安全性と操業継続性を両立します。

ベース機種

MMX2(スタンダード&ロングセラーベルトコンベヤ)をベースとして使用。目安搬送質量20kg/台、ベルト幅50~600mm、機長50~800cm、テールローラφ27.2mmの仕様に、緊急遮断装置対応の特別機構を追加。防火シャッター閉鎖時に自動的にローラ固定が解除される安全設計により、防災法規に対応しながら効率的な搬送を実現します。

注目ポイント!

特別な機構を装備することで、コンベヤの設置箇所・条件に対し柔軟に対応できます。

関連データ

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