手作業を自動化して生産能力向上を実現

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食品工場様向け スティックパウチ殺菌~袋詰め設備

課題・経緯

需要拡大及び人材確保が難しくなったことをきっかけに自動化

従来は、充填包装機~外装袋封入までの多くの工程を人手で行っており、多くの労力を割いていた。
一方で製品の需要が拡大、生産が追いつかなくなってきたために、生産能力の増強も急務であった。
人件費の上昇や人手不足もあり、生産工程の自動化を検討していた。

導入設備の内容・施策

充填包装機~殺菌トレイへの集積・段積み

画像イメージ

充填包装機後のパウチを、後工程で印字検査しやすいよう表裏反転し、
サーボループコンベヤにて集積して殺菌用トレイに移載。
パウチの載った集積トレイは段積みし、台車に乗せ換えて殺菌機に運ぶ。

殺菌トレイからのパウチ取出~印字検査

画像イメージ

殺菌後のトレイからパウチを取り出し、除水機に送り込む。
除水後のパウチはパラレルリンクロボットで1列化、パウチ表面の印字検査を実施する。

パウチ再集積~外装袋への挿入とシール

画像イメージ

パウチを表裏反転させて向きを整えて集積し、外装袋に押し込んでから熱溶着で封入する。
外装袋はあらかじめストックされたものを1枚ずつ取りだし、
消費期限を印字・検査してから挿入部へと供給される。

効果・メリット

設備を自動化することによって、材料・トレイ・包材の供給以外の作業については、ほぼ無人での生産が行えるようになり、生産ライン全体の作業者数を減らすことができた。
また、目視で行っていた印字検査や封入数の計数についても、設備で行えるようになり、品質の向上にもつながった。