コンベヤ技術セミナー2時間目

フリーローラ選定のポイント

2時間目では、物流の原点であり、コンベヤ選定の基本でもある"フリーローラ"の選定ポイントを説明していきます。

数多くあるマルヤス機械のコンベヤの中から、搬送に最適なものを選定するポイントを説明します。
みなさんは、マルヤスには何種類のコンベヤがあるかご存じですか? 約230種類です。新機種も開発中ですので今後ますます機種は増えていくと思います。しかし、製品の種類が多いと、その分、どう使い分けていいのか選定も難しくなりますよね。まず大切なのが、搬送物のサイズ・重量・材質、使用環境、必要とする能力など必要な仕様を確認すること。次に値段と納期ですね。

フリーローラ選定の基礎知識

では、実際に、次のダンボール箱が運べるフリーローラの選定をしてみましょう。まず最初に考えるべきことは、搬送物がローラコンベヤで運べるかどうかです。底が柔らかかったり、出っ張りがあったりするとうまく運べないので、搬送物を確認してください。

次はローラピッチをどうするかです。ダンボール箱のサイズを測り、最適のローラピッチを決めましょう。今回のダンボール箱は、幅150mm、長さ170mmです。

今回は長手方向で搬送するとし、最低3本以上のローラに乗るには、170mmを3で割ります。すると約56.7mmなので50P(ピッチ)のローラコンベヤが必要ということになります。搬送物は必ず3本以上のローラーに乗っていることがとても大切なポイントとなります。また搬送物を流す方向の確認も忘れずに行いましょう。

50P以下を選定するには、ローラ径がφ42.7、φ38.1、φ28.6、φ19.1のいずれかとなりますが、ここで搬送物の重量を考えなくてはなりません。

このダンボールの重量が25kgだとすると、1本のローラにかかる重量は約8kgとなります。カタログのローラ1本当たりの耐荷重表から判断すると、どのローラでも良さそうに思えますが、さあ、どれを選びますか?

重たい荷物をできるだけ楽をして運べたらいいですよね。ローラピッチが同じであれば、ローラ径が大きくなるほど転がり摩擦係数が小さくなり、楽に効率よく運ぶことができるのです。

※使用環境などにより異なります。また、当社のローラ径は、50P以下では、φ42.7、φ38.1、φ28.6、φ19.1のいずれかとなります

ページトップへ