ア行

アンカー
床などの基礎に機器を固定するための部品。オールアンカー、グリップアンカー、ケミカルアンカーなど、設置場所や用途に応じた種類がある
アンカープレート
床などの基礎に機器をアンカー固定するためのプレート
インバータ
電源の周波数や電圧を変換し、交流モータの回転速度を制御するための機器。コンベヤでは、搬送速度の変更や加速・減速の調整などに使用される。
裏サン
コンベヤベルトの裏面側に取り付けられる蛇行防止用のサン(ガイド)を指す現場用語。
ベルト裏面に設けたガイド部材をフレーム側の案内部と接触させることで、走行中のベルト蛇行を抑制する目的で使用される。
AMR
走行範囲の情報と、センサで検知した周囲の状況をもとに、自ら走行経路を判断して移動する自律走行搬送ロボット。製造現場では、コンベヤ間や工程間で搬送物を運ぶ目的で使用される。

エアー
空気の力を使った機器(エアー機器)を動作させるための圧縮空気のこと
エンコーダ
軸の回転量や回転角度、位置などを電気信号に変換する機器。ベルトコンベヤでは、ローラやベルトの動きを検出し、搬送速度や搬送物の位置を把握する目的で使用されることがある。
エンドレス部
コンベヤベルトにおいて、ベルトを輪状(エンドレス)にするために接合された部分を指す。ジョイント部とも呼ばれ、日本語では「継ぎ目」と表現されることもある。
接合方法には接着や加硫などがあり、エンドレス部はベルトの耐久性や走行安定性に影響する重要な部位である。
オーバーラン
コンベヤや搬送装置の位置決め動作において、停止指令後も惰性により所定位置を行き過ぎてしまう現象を指す。
主に搬送物の質量、速度、摩擦条件、制御特性などの影響により発生し、位置ズレや停止精度低下の要因となる。

カ行

ガイド
コンベヤ上で搬送物の位置を規整するためのレール状の部品
画像認識カメラ
撮影した画像から、搬送物の形状、位置、向き、色、文字などを認識するためのカメラ。コンベヤ上を流れる搬送物の検査や位置検出、ロボットによるピッキングなどに使用される。

間欠運転
一定時間ごとなどあらかじめ設定された条件に従って、コンベヤの運転/停止を繰り返す運転動作のこと
機高
床面から、コンベヤ上の搬送物が載る面までの高さのこと。前後に接続する設備との受け渡しや、作業者の作業性などを考慮して設定する。

機長
コンベヤの搬送方向に沿った本体の長さのこと。水平・傾斜にかかわらず、コンベヤの設置スペースや搬送距離を検討する際の基本寸法として使用される。

機幅
コンベヤ本体の全体幅のこと。ベルト幅とは異なり、フレームなどを含めた幅を示す。コンベヤの設置スペースを検討する際の基本寸法として使用される。
協働ロボット
安全対策を講じることで、人と同じ作業空間で使用できるロボット。製造現場では、コンベヤからの搬送物の取り出しや投入、検査、箱詰めなど、人の近くで行う作業の自動化に使用される。

組付け
機械や部品を設計どおりの位置関係で組み立て、取り付ける作業を指す。コンベヤにおいては、フレーム、ローラ、ベルト、駆動部などを装置として成立させる工程を意味し、工場内での製作・調整作業を含む場合が多い。
現地で行われる据付工事(設置・固定・レベル出し等)とは区別して用いられる。
クラック
搬送業界においては、ベルト表面や芯体に発生するひび割れを指して用いられることが多い。
主に経年劣化、屈曲疲労、低温環境、薬品・油分の影響などにより発生し、進行するとベルト破断や搬送トラブルの原因となる。
系外排出
ライン上を流れる搬送物をライン外に払い出すこと
コンベヤ
搬送物を所定の経路に沿って連続的に運ぶための装置。ベルトコンベヤ、ローラコンベヤ、チェーンコンベヤなど、搬送物や用途に応じたさまざまな種類がある。「コンベア」と表記されることも多いが、JISでは「コンベヤ」と表記される。

サ行

産業用ロボット
製造現場で、搬送、組立、溶接、ピッキングなどの作業を自動で行うロボット。重量物の取り扱いや高速・高精度な処理など、人による作業が難しい工程や、同じ動作を繰り返す工程で使用される。

シャトルコンベヤ
機長が自動伸縮するコンベヤのこと。一定間隔や搬送物をセンサで感知した場合など、伸縮の条件は用途にあわせて設定する
シュート
搬送物をスムーズに落下させるための板状の部品。コンベヤの出口側につけて使用する。
摺動音
コンベヤの運転中に、ベルトや搬送物がフレーム、ガイド、ローラなどと擦れることで発生する音を指す。
ベルトの蛇行、テンション不良、ガイド接触、摩耗などが主な要因で、正常時には発生しないことから異音として扱われることが多い。
スカート
搬送物(主に「バラ物」と呼ばれる小さなもの)が、コンベヤの左右にこぼれるのを防止するために取り付けられるゴム・樹脂などの板のこと。コンベヤの流れ方向に取り付けて使用する
スナップローラ
ドライブプーリにベルトを巻きつけるためのローラ。ドライブプーリとベルトの接触面積を増やし、伝達力を向上させる目的で設置される
スプロケット
軸同士で回転力を伝達させるための歯のついた円盤状の部品。チェーンをかけて使用する
スリップ
駆動ローラが回転しても、ベルトとの間で滑りが発生し、回転力が十分に伝わらない状態のこと。ベルトの張力不足や過積載、駆動ローラとベルトの間への異物付着などが原因となる。

センサ
搬送物の有無や位置、機構の動作状態などを検知するための機器。光を利用する光電センサやレーザセンサ、接触によって動作するリミットスイッチ、対象物に接触せず検知する近接センサなどがあり、用途や使用環境に応じて使い分ける。

タ行

タイミングプーリ
軸同士で回転力を伝達させるための歯(溝)のついた円盤状の部品。タイミングベルトをかけて使用する。
タイミングベルト
チェーン同様、軸同士で回転力の伝達に使われる部品。チェーンと比べると高速時の騒音が少ないなどの利点がある
タクトタイム
製品や搬送物を1個処理するために必要な時間のこと。生産ラインでは、前後工程のタクトタイムに合わせて搬送速度や処理能力を設定する。
蛇行
ベルトコンベヤにおいて、コンベヤ幅方向に対して中央を走行せずに、左右どちらかに偏って走行する状態のこと。ベルトやローラに異物が付着している場合や、ベルトが伸縮して左右のバランスが崩れた場合、ローラの調整がうまくされていない場合に起こりやすい

蛇行レス
ベルトコンベヤにおいて、ベルトの裏側に桟をつけてフレームやローラの溝にはめることで、ベルトの蛇行を軽減する構造のこと
ダストパン
コンベヤ下にゴミ等が落下しないようにするために、コンベヤの下部に取り付けてゴミ等を受ける板状の部品
チェーン
軸同士で回転力の伝達に使われる部品。タイミングベルトと比べると安価だが、スプロケットとの噛みあいでのガタが大きい、高速時の騒音が発生しやすい、などの欠点もある
チェーンカバー
チェーンとスプロケット部を覆う安全カバー
テークアップ
コンベヤベルトの張力を調整するための機構。テークアップボルトなどを操作してローラの位置を移動させ、ベルトの張り具合や左右のバランスを調整する。

テーパローラ
左右で直径が異なる円錐台型のローラで、主にカーブコンベヤで使用される。左右で周速が異なるので
搬送物を円弧上に搬送することができる
テール部
通常の搬送方向において、搬送物が投入される側のコンベヤ端部。入口側とも呼ばれる。
テールローラ
ベルトコンベヤのテール部に設置され、ベルトを折り返すためのローラ。テークアップ機構によって位置を動かし、ベルトの張力を調整する場合もある。
デパレタイザ
パレット上の段ボール等の荷物を、自動で下ろすための設備。単軸ロボットを組みあわせたものや、多関節ロボットを使用したものなどがある。
テンション跡
コンベヤにおいて、ベルトに過度な張力がかかった状態や、長時間同一位置で保持されたことにより、ローラやプーリの形状がベルト表面に残る現象を指す現場用語。
放置すると走行不良や異音、ベルト劣化の進行につながる場合がある。
天吊り
コンベヤなどの機器を天井梁から吊り下げる設置方法のこと。吊り下げる機器や搬送物の重量、吊り下げ部品をつける間隔、天井梁の強度等の要素を考慮する必要があるため、慎重な検討が必要
ドライブプーリ
モータの回転力をベルトに伝えるためのプーリ。軸側にはモータやスプロケット・チェーンを介してモータをつなぎ、プーリ表面にはベルトを巻き付けて摩擦力によってベルトを回転させる
トレーター
マルヤス機械が展開する垂直直搬送機の製品名称。搬送物を上下方向に直線的に移載する装置で、工程間の高低差解消や省スペース化に用いられる。
一般的な分類としては「垂直搬送機」「垂直昇降コンベヤ」に該当する。

ナ行

ナイフエッジ
ベルトコンベヤの入口側や出口側で、ベルトを小さな半径で折り返す構造。コンベヤ間のすき間を小さくできるため、小さな搬送物や薄い搬送物の乗り移りに使用される。

ハ行

パラレルリンクロボット
複数のアームが並列に動作する構造を持つロボット。高速かつ高精度な動作を得意とし、コンベヤ上を流れる比較的小さく軽い搬送物のピッキングや整列などに使用される。

パレタイザ
パレットに段ボール等の荷物を、自動で積み付けする設備。単軸ロボットを組みあわせたものや、多関節ロボットを使用したものなどがある。
搬送質量
コンベヤで搬送できる搬送物の質量のこと。一般的に、コンベヤ上に載る搬送物の合計質量で表し、ベルト幅、機長、搬送速度、モータの出力などによって搬送可能な質量が異なる。

搬送速度
搬送物が移動する速さのこと。コンベヤでは、搬送物の大きさや間隔、一定時間に運ぶ数量、前後工程の処理能力などをもとに設定する。

フリーローラ
モータなどの駆動源を持たず、搬送物の自重や人の力などによってローラを回転させるローラコンベヤ。傾斜を利用した重力搬送や、手動での搬送、搬送物の一時的な滞留などに使用される。
ヘッド部
通常の搬送方向において、搬送物が排出される側のコンベヤ端部。出口側とも呼ばれる。
ベルトコンベヤ
輪状につないだベルトを連続的に動かして搬送物を運ぶコンベヤ。樹脂、ゴム、金属、プラスチックモジュールなど、搬送物や使用環境に応じたベルトが使用される。

ベルト張力(テンション)
コンベヤベルトを引っ張る力のこと。張力が弱いとベルトのスリップや蛇行が発生しやすくなり、強すぎるとベルトやローラ、軸受などの部品に負荷がかかるため、適切な調整が必要。

ベルト幅
コンベヤベルトの搬送方向に対して直角方向の幅のこと。搬送物の幅や形状、載せ方などを考慮して選定する。ベルト自体の幅を示す寸法であり、フレームなどを含むコンベヤ本体の全体幅を示す「機幅」とは異なる。

マ行

モータローラ
内部にモータが組み込まれたローラで、並べてローラコンベヤを構成したり、コンベヤなどの機器間の乗り移り補助として使われる。モータローラにはACタイプとDCタイプがあり、近年は環境負荷の少ないDCタイプが主流となってきている。

ヤ行

揚程
コンベヤや垂直搬送機等の入口~出口間の搬送面高さの差のこと
横サン(フライト)
コンベヤベルトの表面に、搬送方向と直角に設けられる仕切りのこと。用途に応じて高さや形状が異なり、主に傾斜搬送で搬送物の滑り落ちを防いだり、一定間隔で搬送したりする目的で使用される。

ラ行

リターンローラ
ベルトコンベヤの下側を戻るベルトを支えるためのローラ。機長の長いコンベヤなどで、ベルトの垂れ下がりを抑える目的で使用される。
リフト
垂直搬送機の一種で、エレベーター同様に積載部が上下の往復運動をするもの
ローラコンベヤ
複数のローラを一定間隔で並べ、ローラの回転によって搬送物を運ぶコンベヤ。重力や人の力を利用するフリーローラと、モータの動力で搬送する駆動ローラがあり、主に底面が平らで一定の硬さがある搬送物の搬送に使用される。

ローラピッチ
ローラコンベヤにおける、隣り合うローラの中心間の距離のこと。搬送物を安定して支えられるように、搬送物の底面寸法に合わせて設定する。

ワ行

ワーク
搬送物のこと

英語

AC
交流電源。国内では単相100V、単相200V、三相200Vなどの商用電源がある
DC
直流電源。電流が一定方向に流れる電源で、センサ、制御機器、DCモータなどに使用される。コンベヤではDC24Vなどが用いられることがある。

数字

用語はありません。