FOOMA JAPAN 2021出展ライン

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MARUYASU 2021

殺菌・滅菌工程を想定した「リアルプロダクションライン」。
標準型コンベヤと新規提案コンベヤを組み合わせた「搬送ソリューションライン」。そしてベルト表面の除菌ができる紫外線照射ユニットを取付した「紫外線除菌コンベヤ」をご提案。

現地取材映像

2021年6月1日から4日までの4日間、愛知スカイエキスポにて開催されました「FOOMA JAPAN 2021」に弊社も出展をいたしました。 こちらは展示会場で撮影された取材の様子です。

無人化・監視システムライン

無人化・監視システムライン全景

無人化・監視システムラインのポイント

トラブル時対応機能

・多関節ロボット+レーザースキャナによる、ライントラブル時の自動復旧
・トラブル発生を知らせる「メール通知機能」
・トラブル発生時の原因究明を容易にする「可搬式ドライブレコーダーユニット」

予防&予知保全機能

ライン稼働状況が確認できる「遠隔モニタリング機能」

ロボット活用によるラインの自動復旧

コンベヤライン上でのトラブル(今回は搬送物の転倒)発生時に、無人で不具合の解消を行います。 ロボットのアームに取り付けたレーザスキャナによって、不具合箇所周辺を3次元で把握、ライン上から搬送物を自動で取り除きます。さらにロボット上部に取り付けたQRコードリーダによって搬送物の上下を判別し、正しい向きにしてラインに戻します。 作業者不在でもロボットが自動でライン復旧を試みる「未来の工場」をイメージしています。

振分けエリア

短機長ベルトコンベヤ「特SL」で流れ方向の搬送ピッチを調整したのち高速振分けコンベヤ「SLS-H(スライドラインセレクタピンレスタイプ)」で背の高い搬送物をNG排出します。
搬送物高さ検出はコンベヤフレームに配置したセンサで行い、その信号を元に「SLS-H」で振分しています。
NG品は極小径樹脂製フリーローラコンベヤ「FRU」で受け取り、ラインへの再投入はロボットが行います。
良品(背の低い搬送物)は、下流側のコンベヤへ受け渡します。

主要構成機種

特SL・SLS-H・FRU・MFB 2プーリタイプ

メール通知機能

ロボットが自動ライン復旧をするのと同時に、自動でメールを送信して担当者にトラブル発生を知らせます。
また、稼働時間から、消耗部品の交換時期をお知らせしたり、生産個数(コンベヤの通過個数)を連絡することも可能です。

遠隔モニタリング機能

リモートにて設備状況を確認を行う機能です。
IoT機器に接続されたモータやセンサなどの状況を遠隔でリアルタイムで把握、ネットワーク上のPCやスマホ、タブレットなどで確認ができます。負荷率や電流値などから故障個所を予測し、予知保全への活用ができることを想定しています。
また、設備の累積稼働時間から部品の交換時期をメールで送信する機能もあり、予防保全としての活用も想定しています。

スパイラルバッファライン

スパイラルバッファライン全景

スパイラルバッファライン詳細

・新製品の分割式スパイラルコンベヤによる「バッファ機能」の実演
・コンベヤを止めずに速度を可変させて製品間隔をコントロールする「ピッチコントロール」機能
・製品の受取・払出方向を自在に切り替えできる「ラインチェンジャ」

ピッチコントロールエリア

コンベヤを止めずにコンベヤ速度を可変させ、製品間隔をコントロールする「ピッチコントロール機能」。 飛び込みによる合流や、弊社製品の合流・整列コンベヤ「SGA」の手前には、これまで短機長のコンベヤをON/OFF制御による搬送物のタイミング・コントロールが必要でした。 ピッチコントロール機能は、コンベヤを『止めない』制御にすることで、従来の制御では実現できなかった高能力の対応が可能です。(動画は1列当たり135個/分)

主要構成機種

FFB・GBC90°

スパイラルバッファエリア

新製品のスパイラルコンベヤによる『バッファ機能』の実演。 コンベヤの入口側と出口側に高低差を付け、スパイラル軌道で90°搬送を行う「GBCS」を複数台組み合わせた新製品「GBCS-T」による、簡易バッファ機能の紹介です。 コンベヤ1台に付き2個の搬送物をバッファすることで、「GBCS-T」の入口から出口までに30個の搬送物をバッファさせます。 また、バッファモードと通常モード(連続搬送モード)を時間で切替えながら搬送します。

主要構成機種

MFB・MB20・特GBCS-T

ラインチェンジエリア

画像処理ユニットで搬送物の種類を色検出後、新規提案機種の「ラインチェンジャ」にて平面上で搬送ラインを切り替えます。 この「ラインチェンジャ」は、弊社製品の高速分岐コンベヤ「SLS-H」と高速合流コンベヤ「SLJ」、それぞれの機能を合体させさせることにより、分岐や合流だけでなく、ラインの切り替えが可能です。 下流でトラブルが発生した場合など、自動でラインを切り替えるなどの用途が考えられます。

主要構成機種

MMX2・GM18H・ラインチェンジャ

ミニチュアライン

画像イメージ

マルヤス機械の売れ筋製品を1/4スケールに縮小、 アタッシュケースに収めました。

ミニチュアライン

弊社スタンダードタイプのアルミフレーム式ベルトコンベヤ「MMX2」のミニチュア版と、同じくステンレスフレーム式ベルトコンベヤ「FB2C」の、ミニチュア版で四角に配列しコンベヤラインを形成しています。 小規模な展示会や、弊社主催の勉強会、企業説明会などに使用できるように、アタッシュケース内に収め、持ち運びが可能です(重量約15 kg)。 標準コンベヤのスケール1/4。部品の一部は3Dプリンタで製作しています。

FHB(歯付ベルトコンベヤ)

画像イメージ

ベルトに心線入り歯付ベルトを採用。ベルトの伸縮が少なく、水や油の付着がある悪条件下での搬送においてもベルトのスリップに強い、などの特長があります。 肉や果物、マッシュポテトなどの搬送に適しています。

FHB(歯付きベルトコンベヤ)

新発売のFHB(歯付きベルトコンベヤ)を正逆運転させ、食品サンプルを搬送します。 使用ベルトしているベルトは、ウレタンで覆われているので耐加水分解に優れ、水や油を吸収せずカビの繁殖リスクを軽減します。また、アラミド心線が入っているため伸びが少なく、ベルト寸法が安定しています。

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