上部からの飛び込み合流
上部からの飛び込み合流
立体配置によるトラッキング制御合流システム
課題
工場の限られた設置面積で複数ラインからの合流を実現する必要がありましたが、水平方向での合流では設備が大型化してしまう問題がありました。また、上下段での合流では、投入タイミングが不適切だと搬送物同士の衝突や位置ずれが発生し、品質低下や設備停止の原因となっていました。下段ラインの搬送速度を維持しながら、上段からの確実な合流制御が求められていました。
解決策
上段コンベヤから下段コンベヤに搬送物を飛び込ませて合流させる立体合流システムを開発しました。下段の搬送物を検知し、その信号を受け取った上段コンベヤは、トラッキングしタイミングを調整して搬送物を投入します。このトラッキング制御により、下段ラインの搬送物位置を正確に把握し、最適なタイミングで上段からの投入を行うことで、衝突を防ぎながら確実な合流を実現します。
ベース機種
MB20(小径ドライブプーリの2プーリベルトコンベヤ)をベースとして使用。目安搬送質量5kg/台、ベルト幅100~600mm、機長60~300cm、テールローラφ38mm(ドライブ)の仕様により、小物搬送の乗移りもスムーズで、使い易いシンプル構造の2プーリコンベヤ小型タイプとして、上段からの精密な投入制御に最適な性能を発揮します。立体配置による省スペース化と高精度な合流制御を同時に実現します。
関連データ
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